2022-12-14 16:59:00
天体ショー
数日前から天気予報などでも報道されているので、ご存じの方もおられると思いますが、今夜
10時頃、ふたご座流星群の活動が極大を迎えます。今夜は深夜に下弦前の比較的明るい月が昇
り、月明かりの影響を受けてしまうので、月が高く昇らないうちの夜半前の時間帯の観察がおす
すめです。
流星(『流れ星』とも言う)とは、宇宙空間にある直径1ミリメートルから数センチメートル
程度のチリの粒が地球の大気に飛び込んできて大気と激しく衝突し、高温になってチリが気化す
る一方で、大気や気化したチリの成分が光を放つ現象です。
先日小学生のクラスでこの話題に触れたところ、『直径1ミリメートルから数センチメートル程
度』という小ささに驚いた様子でした。『もっと大きなものになると、隕石となって地球に落ちて
きます。』と話すと、『なるほど大きいと隕石になるのか』と納得したようでした。
また、流星には色がついて見えることもあります。流星の元になる物質が地球大気に飛び込んで
きたときの摩擦によって発生するエネルギーで発光しますが、どんな分子や原子が発光しているの
かによって色が違います。例えば、マグネシウムなら緑、酸素なら緑、窒素なら赤などの色が見え
ることがあります。
12月も半ばになり、今日は寒さが厳しくなっていますが、たまにはご家族で夜空を眺めてみる
のもいいのではないかと思います。ただ、流星が見えるかどうかは、運次第です。
(一部、国立天文台のHPから引用しました)